長野県内の県立高校で実施された地域学「信州学」のお披露目の場として「信州学サミット」が2017年10月21日、長野駅コンコースを会場に開催されました。
初めての信州学サミットに各学校から意欲的な発表と展示がなされました。次の記事は信州学サミットの様子を具体的に伝えていてふり返りの参考になります。
▼信州学サミット~信州・学びの旅に出ように参加しました 2017年10月21日
https://manabitojichinohiroba.hatenablog.com/entry/2018/12/12/143956
私が学習支援をしていた蓼科高校の「蓼科学」の成果もパネル発表の形で展示に供されました。商業高校など地域の商品開発に取り組んでいる高校は実践がまさに地域学のねらいに合致して成果をPRしている一方、全体としてはいまひとつ活気が感じられなかったのも事実です。県教委から旗振りされたから「出展しました」感があります。翌年も信州学サミットは開催されたものの、その翌年には取りやめとなり、「信州学」推進事業自体が事実上終息しました。
地域学や信州学自体は現代の学びにおいて求められる「主体的で探究的な深い学び」の実践に他ならず、推奨されるべきものであるはずなのですが、この低調さに課題が端的に現れています。高校生たちにとって、内発的に「面白さ」が引き出されて、信州を、地元を学ぶことが面白いんだよ、というメッセージになっていくとよいのですが。理想と現実のこのギャップ、本当に困ったことです。
地区コード | 長野市 |
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管理番号 | 3351 |
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カテゴリ名 | 地域の記録 |
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