常楽寺境内北向観音の出現地にある石造多宝塔のすぐ右がわに、総高168cm、五層のよく整った層塔が一基建っています。これが多層塔といわれる石造塔です。
鎌倉時代に建てられたものです。
一時はこの石造塔群がどこかに流出して、一基も無くなってしまいました。しかし、研究家が捜索する中で滋賀県に一基あることを見つけ、上田市に戻ってきました。
説明には「多層塔の各層の笠の反り、軒の厚み、相輪の形、一層から上層へ次第に減らした安定感など、鎌倉時代の特徴をよくそなえたりっぱな多層塔です。」とあります。
実際に見た感想としては、素朴な感じながらも安定したような、重厚感があるなと思いました。
地区コード | 上田市 |
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管理番号 | 6 |
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カテゴリ名 | 歴史文化スポット |
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