長野県といえば信州そばというほどに、そばは長野県の代表的な郷土食です。
郷土食として根付いたのは、やはり各地でそばが栽培されてきたことにあります。
冷涼な気候や狭い土地など、米や小麦が栽培しづらい高冷地に適した農産物として育てられてきたのがそばでした。
そのはじまりを調べると、多く登場するのが山岳修験道の開祖で、奈良時代に活躍した役小角(えんのおづぬ)です。
役小角ら修行僧が携行食としていたそばの実を村人に伝え、栽培方法とともに広がったという伝説が各地に残ります。
昼夜の寒暖差が大きい長野県では、澱粉がしっかりと熟成したおいしいそばを育てることができます。
そばは、主にそば粉と水からつくられるものです。
そして茹であがったそばは冷えたたっぷりの水でぎゅっと締められます。
いまや美しい水はどこにでもあるものではありません。信州そばは、長野県の美しい風土と伝統の技があってこその伝統食です。
写真は草笛さんのおそばです!
ハッシュタグ (キーワード) | |
---|---|
ライセンス | 表示(BY) |
投稿者 | はらぺこ |
管理番号 | 3 |
---|
カテゴリ名 | 2022信州上田学テキスト |
---|