上田の気候や風土は養蚕に適しており、古くから養蚕が盛んであった。
上小地方の蚕糸業は江戸中期を過ぎる頃から、1つは養種製造、もう一方は生糸生産へと重点が移っていった。江戸中期にすぐれた繰糸技術が取り入れられ、良質の生糸が生産されるようになった。その結果蚕種・生糸の生産で十分な利益を挙げることができるのであれば、手間のかかる機織をする必要はない。このようにして幕末期に近づくに従って、上小地方の上田紬・上田縞の生産は減少していった。
このように作り手の減少により希少価値が高まり、結城紬などは高価なものがあるが、値段に関係なく基本的にはやはり街着の扱いになる。
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投稿者 | なかしま はるか |
管理番号 | 3 |
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カテゴリ名 | 商品・工芸品 |
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