地域の観光の在り方について上田をモデルシティと仮定して探究することで、今後の世界を支えるローカルの在り方について考えていく。
★クリップ池の上に浮かぶ真っ赤な神社。その荘厳な雰囲気は見るものを惹きつけます。地域住民だけではなく外国人観光客も度々見受けられ、インバウンド誘致も成功していると読み取れます。初詣では県内外の客が集いその姿は、長い年月を通して多くの人から愛される地方における、信仰・観光・地域開発の象徴だといえます。
上田と言えば上田城!大河ドラマ「真田丸」にて脚光を浴びたこの城は上田を大きく発展させるとともに、多くの人々に消費される文化財となった。私は長野県民として、高校時代から上田の観光の在り方について考えることがあったが、文化財による観光誘致の在り方についてこの城は今一度投げかけてくれるであろう。それでも上田城はそこに佇んでおり、私たちに寄り添ってくれる。
静寂のなかで精神を整え、対峙する中禅寺はとても魅力的であった。しかし文化財の維持や観光という点で言うといい印象は抱かない。交通手段が車しかなく、行くまでの道も困難。さらに私が訪れた際には受付に人が居らず非常に困惑した。地域文化財の在り方について問いかけられるものであった。
前山寺に訪問させていただいた際にとった写真です。未完成の完成塔と称されている通り荘厳な良い文化財だと思いました。迫力があり、平日の日中でも観光客がちらほらいていい雰囲気だった。
神聖な雰囲気に包まれた安楽寺。長い年月をかけて育った杉の大木に囲まれながら、階段を上るとそこには見事な八角三重塔。とても素晴らしい歴史文化財である安楽寺は地域観光財として大きな価値を持ち、上田&別所地域に大きく貢献している。少し立地は悪いが、この一つだけでも観光が成り立つ資源としての強みは、地域観光の在り方を考える際の軸としての意味も担っているだろう。